ホライズンの庵

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2007年の梅雨の時期から夏も過ぎようとする期間でお送りしました
ホライズンの庵を描き終わりました。

今回の話しのテーマは「去り行く人を見送る人の話しです」
現在のラペルズですが引退を口にする方々が増えています。

僕が注目したのは、去り行く人達ではなく、
去り行く人を見送り、去った人が戻ってくる可能性を捨てきれない人達です。

身近な人を見送らなければいけない気持ちはとても辛いと思いました。

最近のラペルズにはそんな方々が多くいるのでは無いでしょうか。
一緒に遊んだ友達が居なくなる、その思い出が楽しければ楽しいほど
反動として見送る人の思いはとても辛いと思いました。

僕はその人達の辛い気持ちを表現し描いてみたいと思いました。
見送る方々へのエールとして今回8ページの漫画を描き上げました。

7ページにジンロウが言う「また逢いましょう」というセリフがこの物語の全てです。

庵のコンセプトですが、ホライズンの庵は実際にあります、坑道へ行く道の竹林の近くです。

ある日、まだ僕が40代の頃竹林の近くでソロ狩りをしていて
ふと庵の方を見ると庵の中に高レベルのクレリックの女性が一人で立っていました。
何故そんな所でと漠然と思いましたが、何かその光景がイメージとして残っていました。
2ページの1コマ目がその時のイメージです。

印象的なそのイメージと、待つ人、見送る人というコンセプトが合わさり
今回のホライズンの庵と成りました。



悲しい人は初対面の言葉なんかじゃ癒されないし
ジンロウも(僕も)気の利いた言葉なんざとっさには出ません^^;
何か言おうとまごまごしていると、女性が居なくなる。
これが一番今回のストーリーの結末には相応しいと思いましたし、
ジンロウらしいと思いました^^;。

今回は何とか描きあがりました、更新を待ち望んだ方々お付き合い頂きまして
本当に有難う御座いました(^^)ノシ

全ての見て頂ける人々に感謝いたします^^


8ページ物はまた描きたいなと思いました

2007/8/26
テレビから流れるサザンの唄を聴きながら
ジンロウ